残りの二分
盆になると、インチキ坊主が我が家にやってきて、いろいろお説教をいただくが、たいして善い話でもなく、僕はこらえてる正座をいつ崩そうかタイミングをはかり、袈裟をたたんでる坊主の笑顔に疑いを感じつつ、お唱えが年々へたくそになってることをちゃかり見逃さない。
「大きくなりましたね、セガレさん、村八分って言葉を知ってはりなさるか?そうです。村の掟に従わない者に対する…今で言うならイジメ、嫌がらせ にあたります。じゃあ残りの二分は何だと思いますか?」
宿題を出しといて答えを言わないヘナチョコ坊主に、今年の盆はしっかり回答してやる。その代わり、咳払い一つしない心地よいお唱えを期待している。勝負は来週だ。かかってこい!ナマクラ坊主め!
よしろー
おう、よしろう。
残りの二分は君んちのまわりの
豚くんたちやろ。
がんばれよ
まぎれもなく
君は群青だから。
僕は群青だろうか?
汚れてはいないだろうか?
君の撮った映像を見た。
君の頑張りに嫉妬した。
うれしかった。
お互いに
やりたい事を続けたいね。活字にすると、うそくさいか…
また焼肉行こっか!